双極性障害メモ(1)

色々と行政による隠ぺいにもかかわらず、自殺問題がまたクローズアップされているが自殺と深い関係のある双極性障害についてのメモを記してみたい、現在の精神医学では双極性障害は次の4種類に分類されるらしい

 

 

 

「 双極性障害スペクトラム(連続体)で、重度から軽度に向けて大きく4つのタイプに分けられる。

1) 双極Ⅰ型 うつ状態躁状態がはっきりとした精神疾患で、典型的な躁うつ病躁状態では極度のハイパーテンションになり、まったく眠らずに過活動しても疲れを感じず、全財産をギャンブルに注ぎ込んだり、上司に辞表を叩きつけて事業を始めたり、ローンを組んで高額の買い物をしたりする。その病状は、脳内のドーパミン濃度を上げるアッパー系のドラッグによく似ている。

2) 双極Ⅱ型 うつ状態は重度だが、躁は軽躁状態と呼ばれる比較的軽いものになり、場合によっては単極性のうつ病と区別が難しい場合もある(そのため、単極性うつ病から双極性障害へと病態が連続しているとの説もある)。

3) 気分循環症(サイクロミア) 軽躁状態と軽いうつのサイクルで、社会生活には問題ないものの、周囲からは「気分が変わりやすい」と思われる。

4) 発揚気質(ハイパーサイミック) うつ状態のない軽躁状態が続くことで、「活動過多(ハイパー)な性格」とされる。」(橘玲氏のブログ記事より引用)

 

 

双極性障害Ⅰ型は「内因性」とも呼ばれて、症状は重要であるが比較的「抗うつ剤等」に反応し易いとも言われている、ある意味では「薬」でコントロールするのに適した「病気」である、僕が「予防自殺学」的に関心あるのは「2)」と「3)」、双極性障害Ⅱ型と気分循環症(サイクロミア)である、この二つは「薬」がほとんど効かず、心

 

 

理学的、社会学的etc.アプローチがなければ「治療」が困難と思われる、そして三浦春馬さん、芦名星さん、竹内結子さん等の連続の自殺から見えるようにその「病」を放置しておく事はできないのである、双極性障害の「克服」については坂口恭平、「借金玉」、「えらてん(えらいてんちょう)」から多くの「示唆」を得ている、彼らからは

 

 

この過酷な高度資本主義社会、特に弱者に激烈苛烈な日本社会の中で弱者である、双極性障害者がどう生き延びるかの多くの「ヒント」を発見することができる