小説3ー郵便配達は二度ベルを鳴らすー

「まただ、これで一週間続いているどこのガキがピンポンダッシュをしているのか!し

かし《ピンポンが二度鳴らされる、画像を見る、誰もいない、しかし『郵便です』と声

がする、それきりだ、郵便受けを確認するが何もない》この繰り返しが七日間だ、しか

し待てよ...あの太い声はどう考えても子どもの声ではない、」その時後ろの本棚か

ら、何かが落ちた音がした、ジャック・ラカン著の「エクリ」だった...