2020-01-01から1年間の記事一覧

Twitter =哲学!

「そんなバカな!」と言う声が聞こえてきますが、マジにそう考えています、京都に西田幾多郎が良く散歩した「哲学の道」と言うのがあるそうですが、偉大な哲学者、思想家は偉大な「歩行者」であると言われています、ランボーしかりカントしかりルソーしかり…

詩人であるということー村上春樹のインタビュー記事の波紋ー

村上春樹が「詩人である」かどうかは分からないし知らない、しかしかれの立ち位置は「詩人」の立ち位置に近いものがあると感じている、つまり「アイデンティティ」をもたない、「何物でもない」と言う立ち位置である、ある人気の流行詩人に聞いたが「理髪店…

ボヤキと西田幾多郎 ―ボヤキと言う独特なコミュニケーションによる《善の研究》の読みー

ボヤキのコミュニケーションの天才として直ぐに思い浮かぶのは「女を取るか野球を取るか?」と社長に迫られ、女を(野村沙知代)取った野村克也監督は京都の出身である、そして京大には日本唯一の空前絶後の哲学者と言って良い西田幾多郎がいた、その西田の…

うつ病は存在しない、「うつ病」克服への方法ープルーストは何故、僕の「うつ病」に効いたのかー

うつ病は存在しないと思っている、存在するのは「うつ病」依存症=中毒ではないかと考えている、僕は何十年も「希死感」に苦しめられた、最終的に「希死感」から解放されたのはプルーストの「失われた時を求めて」を一年近く掛けて「通読」してからである、…

カクテル「依存症」のすすめ ー「依存症」=中毒をいかに人生に生かすか?-

僕は人間はみんな「依存症」=中毒であると思っている、例えば「言語依存症」でない人は「存在・人権」を認められるのに困難を覚えるだろう、フランス映画「トリコロール、白の愛」では主人公が裁判所で「フランス語が喋れないと裁判を受ける権利もないのか…

老子と贈与論

老子の言葉の中に「本当の親切とは、親切にするなどとは考えもせずに行われるものだ。」と言うのがある、これは「贈与」の本質を付いた言葉である、「贈与」は見返りを求める「交換」とは違い一方的に与えるものである、何かの拍子に「返礼」が生じることが…

村上和歌宣言!村上春樹の小説等の作品を「テキスト」として新しい「和歌」の伝統を創ろう!

村上春樹の作品を「源氏物語」や「伊勢物語」の和歌の必須テキストとして新しい和歌のジャンルを創ろう!これは「短歌」ではなく1200年間江戸時代まで生き続けた和歌のルールを基本的に「踏襲」した、「ネオ和歌」である、例えば「説明しなければ分からない…

ジェネラリストの罠!-日本は何故、サル山かするのか?ー

日本の社会を「サル山」と例える事が多い、真ん中にボスがいて同心円状・ピラミッド型に権力関係が決定している社会である、しかし「サル山」の典型と言われるニホンザルの実態は違うという、我々が馴染んでいるニホンザルの「サル山」構造は実は「餌付け」…

「好きなことをやりなさい!」と強制する社会、どのように「好きなこと」を見つけたら良いか?

無限の経済成長が不可能になって所得の増加がなくある種ブラック化する現代未来社会にどう適応するかの課題で識者はこぞって「好きなことをやりなさい!」と声高に主張するようになった、高い報酬を得るには今までの社会より「はるかに高い専門性」又は「マ…

自殺についてー克服にむけてー(3)自殺したい人の読書案内-予防自殺学の観点から

プルースト、村上春樹、白石一文、少し変わり種で倉橋由美子、より根本的に「源氏物語」etc.がお勧め作家、著作です、 プルーストの「失われた時を求めて」が良いと思われるのは、何しろ長いという事、自殺したいと思っても本来生真面目な自殺願望者は読み終…

自殺についてー克服にむけてー(2)

また芸能界から犠牲者が出てしまった、俳優の窪寺昭さん43歳、日本ではここ22年間毎年30万人が自殺を図り死に至る人が10%、66万人が自殺で亡くなった事になるしかもここに来て若い女性を中心に急上昇しているが政府は何も特別対策を講じる気はないようであ…

双極性障害メモ(1)

色々と行政による隠ぺいにもかかわらず、自殺問題がまたクローズアップされているが自殺と深い関係のある双極性障害についてのメモを記してみたい、現在の精神医学では双極性障害は次の4種類に分類されるらしい 「 双極性障害はスペクトラム(連続体)で、…

統合失調症は本当に存在するのか?-覚え書き(2)-予防自殺学へのパースペクティブをふまえて

20世紀に発見されたパプアニューギニアの高地人には本来、統合失調症は存在せず、プリミティブな精神病しか存在しなかった、しかしヨーロッパ人が入って来ると港を中心に統合失調症が発生する様になった、西洋の「時間観念」が導入された事が原因と思われる…

統合失調症は本当に存在するのか?-覚え書き(1)-

pensee3.hatenablog.com 人口の1%が発病すると言われる、かつては「早発性痴呆」と何とも酷い名称で呼ばれた深刻な「病」と言われる「統合失調症」は本当に存在するのだろうか?僕は存在しないのでは?と考えている、産業革命当時のイギリスでは煙突掃除人…

絶対零度の政治 -内田樹のブログ記事からー

現在進行形の日本政治の絶望的な状況を解明すべきと内田樹は「統治コスト」の視点から下記のブログ記事において日本の現状に鋭く切り込んでいる、つまり「菅政権の意志」は「政権維持の絶対的自己目的化」であると、その為なら麻生太郎氏が推奨する様にヒッ…

村上春樹とコロナと人類学(3)

順番が逆になってしまったがコロナが暴いた「日本の不都合な真実」について語ってみたい、先ず思ったのは『進撃の巨人』である、コロナにおいて一番重要な場所は東京である、特にオリンピック開催の面からもここの「感染抑え込み」はそして経済の観点からも…

村上春樹とコロナと人類学(2)

偶々Twitterを見ていたら「哲学」のツイートを拾ってくれるツイッターサービスから人類学者のツイートで次の文章に出会った≪私はどこまで行っても私。でも人類学のフィールドワークを通じて「他性」との出会いを通じて、内なる「外(非私)」を「発明」でき…

村上春樹とコロナと人類学

ここ22年間で66万人の自殺者を出している日本にコロナは元寇の様に襲い掛かって来た、そして我々は突如として村上春樹の小説の中に投げ込まれた様な錯覚に陥っている、つい、夜空を見上げて第二の月を求めている自分を発見してしまう、これは「現実」ではな…

自殺についてー克服にむけてー

僕は長い間「希死願望」があった、それを克服出来たのは、プルーストの「失われた時を求めて」を「全巻」読み通した時であった、ここ22年間自殺者数が全く減らずに推移している、アメリカのベトナム戦争の10年間で若者の死者が約6万人、日本の自殺は22年間…

三浦春馬さんはなぜ自死したか?(仮説)

あくまでこのブログ記事は限られた情報を基にして書かれています。それゆえ(仮説)としました、新しい情報に依って訂正もありえます。≪なぜ今日なのか?≫僕が考えるのは今、日本が混乱に混乱を極めている事と関係があると思っています。「自殺論」を書いた1…

贈与論と「逃げ恥」

良く日本人は目上の人から「逃げるな!」とお説教をされるが本当に「逃げない」事は良いことなのだろうか?僕はそうは思わない。何故なら人間はお互いに必ず何かしら依存しあって生きているものだしそもそもホモサピエンスが他の「哺乳類」を圧倒して食物連…

贈与論とインフレ

インフレは「贈与経済」では?ないかと考えています、そしてデフレは格差を大きくする「エンクロージャー」では?ないかと考えている。(インフレとここで言うのはハイパーインフレは除く)むかし大銀行の役員を勤めた知り合いが、このデフレ時代はマイナス…

プルーストと源氏物語

「失われた時を求めて」と「源氏物語」は今も成長し縦横に根を張ってゆく「文学機械」である。切断し、ずれ、接続し縦横無尽に繫茂し刈り取られて行くがリゾームを通して再び伸び始めるのである、それは「百年の孤独」のように都市さえも飲み込んでいくので…

虐待の本質

虐待はいろんなバージョンがあるが一番厳しく本質的な「虐待」は「認知の歪み」を刻印された場合ではないかと考えている。何故かと言うと「認知の歪み」が虐待によってもたらされた時、生きていくのに「必要不可欠な能力」を奪われるからである。そしてそれ…

ベーシックインカム(続)

「人頭ベーシックインカム」という考えの続きです、いきなり核心に入ると「人間は強欲である」と言う事を前提にどうやったら悪を「緩和」出来るかと言う事です。子どもを「虐待」する親は「一定数存在」すると仮定します、それが無いのが「理想」ですが理想…

ベーシックインカム

ベーシックインカムと虐待、少子化を考えています。生まれた途端の赤ちゃんを含めて一人一人に5万円づつの人頭税ならぬ「人頭ベーシックインカム」というのを考えています。何故赤ん坊からなのか?コロナの為に生活が貧窮したために全国一律に10万円の給付金…

贈与論(2)

「贈与論」の躓きの石となるのが親からの贈与である、何故なのか?例えば太陽の恵みも贈与であると言われる、、何処が違うのだろうか?太陽の恵みは平等であるそれに対して親の贈与は一律ではなく不平等である。虐待する親、漱石のように親の都合で売り買い…

贈与論

「贈与」という事を考えている、贈与は「交換」「契約」ではなく一方的に与えるものである。岸田秀が「ものぐさ精神分析」で言っている様に親の子供への「投資」は一方的なもので子どもは選択の余地がないし親の投資が無ければ子どもの「存在自体」が成り立…