2021-01-01から1年間の記事一覧

   イジメと曼荼羅ー毒親は細部に宿りたまうー

イジメは過酷である、しかし実際の虐待・暴力そのもの(もちろんそれも過酷である)より更に『過酷』なのは、そのイジメに何の意味も理由も存在しないことである、ヨブの様に神と悪魔の取引と言う理由・物語が在れば耐えられるかも知れない、しかしそんなもの…

境界性パーソナリティ障害の直し方  <覚書>ー本質はパラドックスアレルギーー

境界性パーソナリティ障害の本質は<パラドックス>なのでは?、生きようとすると死に近付き死のうとすると生に近づくと言うパラドックスを感じる、例えば『実存主義』などは死に近づく事による『生』の燃焼をと言うパラドックスの側面がある ではどんな「直…

  スカトロジーと贈与論ーダーウィン最期の研究からー

スカトロジーと贈与論と言うとき真っ先に思い浮かんだのはチャールズ・ダーウィンによる『ミミズと土』を思い起こす、ミミズは自分の本能に従いただ単に糞を排出=贈与しているに過ぎないがそれが地球上に「緑の』大地をもたらしたのである、ミミズは何も「意…

狂雲週

いつも思っていたワイが狂っているのかセカイが狂っているのか ワイはなぜ処刑されない?ワイが狂っていない? セカイが狂っている? そんなバカな、⋯ いいだろうセカイを処刑してあげよう! しかしセカイは憎まないセカイはワイと共にある、友に狂って 踊ろ…

落ち込まない生き方ー人生のジャイロスコープを持つー

人災と化したコロナ「ドタバタ劇」によって未来が見通せず、子供の自殺さえ過去最高のを記録する不安な日々の生活のなか如何に「うつ」と言う「地雷」を踏まずに生き抜けるかと考えた時に、大事なこと=優先事項は「方向性」=「ベクトル」が「ブレない」 事…

論語とエクリチュール(続)ーアジアのエクリチュールを求めてー《仁》について

ファシズム下の1942年に行われた「近代の超克」論争、悲惨な結果終わってしまったが、その問題提起まだ解決しておらず、コロナ世界大戦下図らずも未解決の問題=弱点が露呈する事になった、その糸口として論語の「仁」の概念とロラン・バルト達の「エクリチ…

  論語とエクリチュールーファシズムを乗り超えてー

ファシズム下の1942年に行われた「近代の超克」論争、悲惨な結果終わってしまったが、その問題提起まだ解決しておらず、コロナ世界大戦下図らずも未解決の問題=弱点が露呈する事になった、その糸口として論語の「仁」の概念とロラン・バルト達の「エクリチ…

      論語とエクリチュールーファシズムを乗り越えてー

ファシズム下の1942年に行われた「近代の超克」論争、悲惨な結果終わってしまったが、その問題提起はまだ解決しておらず、コロナ世界大戦下図らずも未解決の問題=弱点が露呈する事になった、その糸口として論語の「仁」の概念とロラン・バルト達の「エクリ…

コロナ世界大戦ー「見えない生物バイトン」を思い出したー

中学時代に初めて読んだSF小説に「見えない生物バイトン」と言うのがあった、とても恐怖を覚えたSF小説であったが今回のパンデミックによってその時の恐怖が蘇ってきた、2015年を舞台と言い「バイトン」の「狡猾さ」と言いまるで今回のコロナウイルス による…

『あるがまま』を具体的にイメージする

面白い映像を見つけた、禅で言う『あるがまま』『Let It Be』は分かるようで具体的には分かり辛い概念でどうしても精神主義的かけ声になりがちである、この映像を見ればたちまちわかるし「アフォーダンス」の概念の理解のヒントになるであろう 死んだ魚でさ…

ヘーゲル『精神現象学』を読むー独断と偏見の読書ー

誰もがヘーゲルの『精神現象学』が重要な著作である事は知っている、しかし誰も読むことはできないようである、チュッと「不幸意識」のところを(平凡社ライブラリーP246~)を読んでみた、凄く重要で面白い事が書いてある、しかしながら何が書いて あるかと…

   小説4 記憶

何が悪いのだろうか? 理解できない、何を侵したと言うのだろう? 何ひとつ法を犯し、おきてを破り、慣習を踏みにじった訳では無いのに... キェルケゴールの様に神を疑い呪ったわけではないのに、この仕打ちは何なんだろう? 一つだけ思い当たることがあ…

茂木健一郎さんが最近『源氏物語』に興味を持っていると言う

茂木健一郎さんが「ペルパタオー我歩く故に我あり」の中で『源氏物語』のことを考える事が最近多くなったと言及している、僕も最近『源氏物語』・紫式部を考察する機会がまるでユングのシンクロニシティの様に襲ってきている >第129回 [2021年5月某日 イデ…

象の夢を見た

昨日ゾウが出て来る夢を見た、「地方で列車に乗っている、かなり込んでいて出入り口付近で立って乗っていた、乗り換え駅で多く人が降り、何か5~6人掛けのレストランのテーブルの様な席に座れた、向かい側は若い女性の席であった、そのまま場面は変わ りバ…

「源氏物語」とキリスト教 ー来たる≪普遍性≫を求めて!浮舟をとおしてー

一神教と「源氏物語」!全く荒唐無けいな「論理」のように見えるかもしれないが折口信夫が「死者の書」で神道の一神教化を模索したという、《浮舟》と言うキャラクターから紫式部が「一神教」の《普遍性》のレベルまで肉薄していたのではないかと論じて 見た…

今の日本の政治はナマケモノ(哺乳類)のオリパラである!ーアデュー!(永遠にさらば)オリンピックー

>尾身茂さん...、改めて呆れるとともに何もやっていないと感じる 茂木健一郎がツイートで怒っている、図らずも東京オリンピックは、日本の政治、IOCの問題点、大阪なおみに象徴的に現れたスポーツビジネスの問題、そしてそれは《倫理》 を欠いた「高度高…

人は幸福に生まれるのではない、幸福になるのだ ーハッピー工学ー

アドラー心理学でも言われている様に「幸福になる」には「勇気」・「決断・決意」が必用である、そしてそのヒントとして前回引用した橘玲氏のブログ記事から導き出されるのは「脳の神経配線」は組み換えが可能であると言う真実である! → 「軟体動物を使った…

瞑想のテクニックのヒントー橘玲氏のブログ記事からー

2017年9月22日の橘玲氏のアメリカ男子の「草食化」現象を取り上げた記事からの引用、《考えること・想像すること》の重要性が分かる記事、ここから瞑想・メディテーション・マインドフルネスのヒントが見つかると思う、 https://diamond.jp/articles/-/14313…

日本人の我慢の起源ー聖徳太子から?ーその溜まったマグマはいずこへ...

教育勅語が「我慢」のルーツであると考える人がいる、しかし僕はそんなに「浅く」はないであろうと直感が囁く、江戸時代に求める人もいる、実際に江戸幕府が成立してから100年間毎年、何人か、ワザと「小ウルサイ」人たちを処刑していって「我慢」を百 姓な…

ニヒリズムについてーニーチェも悩んだニヒリズムの対処ー

ツイートでニーチェが流行っている様なので《ニヒリズム》を考えてみる、「依存症・中毒したい状態」が《ニヒリズム》と定義できるのではないか?一般的にニヒリズムは次のように 「ニヒリズム(虚無主義)とは「物事の意義や目的といったものは存在しない、…

コロナは神(の裁き)ではないが、人間の思い上がり・傲慢さに憑依して我々を滅ぼす

五輪をやるべきか、やらないべきか?それが問題だ!とハムレット状態の日本であるが、一つ言える事は、今の日本政府が五輪をやるのは「不道徳・資格がない」になりつつあるのではないかと思っている、普通、日本人は誰か自宅に「お客様」を迎える時に は出来…

日本の危機の本質ー政治の不在と言う危機ー

僕は「政権交代」と言うまやかしの誘惑に負けて「小選挙区制」を選択した事がかなり大きな間違いではないかと思っている、もう「中選挙区制」に戻すのは不可能なことだと思うが「小選挙区制」の副反応を日本人は甘く見ていたのではないかと思う、その 副反応…

日本のコロナ死は公式発表の10倍近い(9.43倍)と言うのは本当なのだろうか?ーワシントン大学研究ー

ワシントン大学が世界のコロナ死の本当の数値と言う研究結果を発表した、比較した20ヵ国の中で最悪から3番目、しかもあの悪名高き噓つき国家のロシアより(下から4番目)2倍以上のダントツ、ブッチギリの3番目であるという、いくら何でも信じられない www.gz…

言葉を研磨するー想いを伝える為には言葉の力が...ー

同じ事を言っているはずなのに相手を激怒させる時とこちらの想いが《入っていく》時がある、両者の《差異》は何なのだろうかと考えるとこちらが力が入り過ぎ、言葉を推敲・吟味・転がすことを怠った時に《激怒》させる事に最近気付いた、それから僕は 《言葉…

言語とは贈与・浪費であるー言語とは何か?言語関連遺伝子FOXP2は生成文法を否定する?ー

ホモサピエンス以前の哺乳動物はコミュニケーションに「信号」を使ったいる(鳥類はもしかすると「信号」を超えた「言語」を有しているかもしれない予測している、もしそうなら流石に恐竜の末梢だけの事はある) 「信号」は基本的に2D(2次元)の世界でチョ…

地獄とはーブッダについてー

ブッダ・仏教についてはかなり前から興味を持っていた、キリスト教に比べたら圧倒的に優れた「教え」だと思っている、しかし同時に何か違和感を長年抱いていた、その「正体」は長年にわたり解けなかった、例えばこんな風に疑問を抱いた「こんなに優れた 教え…

西遊記と革命ー贈与経済による資本主義経済の克服に向けてー

西遊記の有名なシーンに孫悟空がさいしょ如意棒を持って筋斗雲(きんとうん)に乗り、やりたい放題に暴れ回るシーンがあり、掌(てのひら)から「出よう」と無限の彼方までに飛んで行ったが、それはお釈迦さまの掌(てのひら)の中でしかなかったと言う話は…

小説3ー郵便配達は二度ベルを鳴らすー

「まただ、これで一週間続いているどこのガキがピンポンダッシュをしているのか!し かし《ピンポンが二度鳴らされる、画像を見る、誰もいない、しかし『郵便です』と声 がする、それきりだ、郵便受けを確認するが何もない》この繰り返しが七日間だ、しか し…

未来を探していたら過去にであった

デストピアのコロナ下の日本、希望を、未来を探していたら思いがけず「過去」に出会った、思わず声を掛けそうになった、しかししばらく流れのままに任せよう、28秒前この地球上に元気でいる事を知った、それは偶然ではないだろう、その「必然」を吹き消さな…

小説2-ワインレッドの離婚ー

ミワ「結局わたしたちはボジョレーヌーボーのままだったのよ 芳醇なワインになれなかったの」 グラスの中のワインがたおやかに揺れていた