言語とは贈与・浪費であるー言語とは何か?言語関連遺伝子FOXP2は生成文法を否定する?ー

ホモサピエンス以前の哺乳動物はコミュニケーションに「信号」を使ったいる(鳥類はもしかすると「信号」を超えた「言語」を有しているかもしれない予測している、もしそうなら流石に恐竜の末梢だけの事はある)

 

「信号」は基本的に2D(2次元)の世界でチョムスキー生成文法は基本的にこの2Dを乗り越えていない、しかし、「言語」は3D(3次元)の構造を有していて「交換」を超えた「贈与・浪費」である、そしてその2Dから3Dの飛躍をもたらしたのが10万年

 

ホモサピエンスに現れたFOXP2遺伝子である、FOXP2遺伝子は「信号」としてのコミュニケーション能力だけでなく発語・運動能力等、ノンバーバルなコミュニケーション能力に関わり、最終的に「意味」を形成する原動力となっているようである、

 

例えばこんな例である、「皮肉な笑いを浮かべながら『あなたは賢いですね」言われた時、字義どおり「賢い」のか、逆に「バカ!」と言われたのかは言葉通りの一義的決定は不可能で、周辺のコンテキスト・文脈を忖度しなければ決定できない」この様に

 

色々な要素を「読み取り(空気を読み)ながら「意味を決定」して行くのが「言語」であり、2DでしかないAIが小説等の翻訳(3Dの作業が多く含まれる)を不得意とするのは「言語」が単なるシニフィアンの連続体ではないからである