自閉症の治療

小谷英文氏は「人が人と語り合うのは、元来、安全のためである。・・・発語自体が、本来、安全感を得るため

のアクションであり、・・・・安全な空間を造るためである。

 逆に、発語を閉じることは、自分の外に安全を求めないということであり自分の内なる世界のみに安全を求める、実は厳しい存在のあり方を求めるということである。」

と言っている。発語/対話が本質的に欠如している自閉症存在とは生まれながら厳しい存在世界に生きているということである。もし療育者が自閉症者を治療しようとするならばR.・レインの様に自ら厳しい存在世界に入って行くしかないであろう!

虎穴に入らずんば虎児を得ず、である。