自殺についてー克服にむけてー

僕は長い間「希死願望」があった、それを克服出来たのは、プルーストの「失われた時を求めて」を「全巻」読み通した時であった、ここ22年間自殺者数が全く減らずに推移している、アメリカのベトナム戦争の10年間で若者の死者が約6万人、日本の自殺は22年間で約66万人、約10倍の数に及ぶおびただしい犠牲者である、しかし残念ながら有効な手立てはなされなかった、そこで政府(一説には毎年度自殺防止のために約700億が使われていると言う、ただ利権の為中抜きされ有効性の無い物になっていると言う事である)の推奨「自助」を試みて見よう、僕が考えている自助に依る克服法の基本は「副作用」のないものに「憑依する」「中毒になる」事である、例えば僕が一時ハマったのは日本中のドトールコーヒーに行きミシュランの如く評価すると言う「ドトールコーヒーソムリエ」を目指した事が有る、その中の三つ星を付けたお店の一つを挙げるとエイベックスビル一階に在るドトールコーヒーショップ青山店、≪ここは何しろ気持ちいい、全面ガラス張りで天井もまるで欧米の教会の様に庭側は吹き抜けでエイベックスビル前の庭が見渡せる、贅沢な空間と時間を味わえ然もドトール料金≫というetc.である、こんな風に何か「害、副作用がない」ものに「憑依、中毒に成る」事によって「心の闇」を「中和」出来るのではないかと思っている、それは人それぞれいろんな方法があると思う、ポイントは我を忘れて時間を忘れて「フロー」な時間を持てる事である、僕はそんな事を試みているうちに、たまたま「クリーンヒット」したのがプルーストの「失われた時を求めて」であった!...