統合失調症は本当に存在するのか?-覚え書き(2)-予防自殺学へのパースペクティブをふまえて

20世紀に発見されたパプアニューギニアの高地人には本来、統合失調症は存在せず、プリミティブな精神病しか存在しなかった、しかしヨーロッパ人が入って来ると港を中心に統合失調症が発生する様になった、西洋の「時間観念」が導入された事が原因と思われる、例えば港から離れた村の「お祭り」は日にちだけが告知されていて誰かが「祭り

 

の始まり」の踊りを踊り始め村人の参加者全員が「踊り」始めるまで延々と踊り、全員が「踊り」に参加した「瞬間」が「祭りの始まり」の合図となる、そこでは全員の「ノリ」が尊重される「世界」である、またチョット統合失調症から離れるがアメリカの「アーミッシュ」の村ではそこからほんの数十キロしか離れていない「都市」の住民

 

と比べて「うつ病罹患率が40分の1だと言われている、「真昼の悪魔ーうつの解剖学」(アンドリューソロモン)に依れば重度のうつ病でも「都市生活」を捨て「大地に根ざした生活」をすればうつ病は治ると言う、日本でも坂口恭平は故郷に帰り「土と触れる生活」をする事によって病を「克服した」と言う、