瞑想のテクニックのヒントー橘玲氏のブログ記事からー

2017年9月22日の橘玲氏のアメリカ男子の「草食化」現象を取り上げた記事からの引用、《考えること・想像すること》の重要性が分かる記事、ここから瞑想・メディテーション・マインドフルネスのヒントが見つかると思う、

https://diamond.jp/articles/-/143137?page=2

 

 

「軟体動物を使った古典的な反応実験では、最初は軽くタッチされただけでも反射的に収縮していたウミウシは、危害を加えられることなく繰り返しタッチされていると、あっという間に慣れて収縮する本能を失う。

 生物学者エリック・カンデルはウミウシの神経システムを観察した結果、この学習効果が、シグナルを送る運動ニューロン間のシナプス結合の弱化を反映していることを発見した。実験のはじめにはウミウシの知覚ニューロンの90%が運動ニューロンと結合していたが、40回タッチされたあとでは、わずか10%しか結合していなかったのだ(カンデルはこの一連の研究によってノーベル賞を受賞した)。

                    略... 

 

 そこでハーヴァード大学メディカル・スクールの神経学研究者アルヴァロ・パスキュアル-レオーネは、実体験と想像のちがいを調べるために次のような実験を行なった。

 ピアノをいちども弾いたことがない被験者に簡単な一節のメロディを教えてから、彼らをふたつのグループに分ける。

 第一のグループはつづく5日間、毎日2時間、キーボードでそのメロディを練習した。それに対して第二のグループは、同じ時間をキーボードの前に座り、キーには触れずにただメロディを弾いていると想像するよう指示された。

 そのうえで実験中の参加者たちの脳活動を調べると、驚くべきことに、両グループの脳はまったく同じ変化を示していた。身体的な体験をともなわなくても、ただ考えただけで脳は変化するのだ。」

 

この記事を読んで感じたのは「小説を読む」と何かが変わると言う体験の説明の1つ・ヒントになっているのではないかという事である、特にプルーストの「失われた時を求めて」を読み《通した》時、人生が変わった(そう言う人は多いらしい)体験の解明す

 

 

る手掛かりになるような気がしている、プルーストについては松岡正剛氏のブログ記事も参考に→

 

1000ya.isis.ne.jp