人は幸福に生まれるのではない、幸福になるのだ ーハッピー工学ー

アドラー心理学でも言われている様に「幸福になる」には「勇気」・「決断・決意」が必用である、そしてそのヒントとして前回引用した橘玲氏のブログ記事から導き出されるのは「脳の神経配線」は組み換えが可能であると言う真実である! →

 

 

 

「軟体動物を使った古典的な反応実験では、最初は軽くタッチされただけでも反射的に収縮していたウミウシは、危害を加えられることなく繰り返しタッチされていると、あっという間に慣れて収縮する本能を失う。

 生物学者エリック・カンデルはウミウシの神経システムを観察した結果、この学習効果が、シグナルを送る運動ニューロン間のシナプス結合の弱化を反映していることを発見した。実験のはじめにはウミウシの知覚ニューロンの90%が運動ニューロンと結合していたが、40回タッチされたあとでは、わずか10%しか結合していなかったのだ(カンデルはこの一連の研究によってノーベル賞を受賞した)。

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 そこでハーヴァード大学メディカル・スクールの神経学研究者アルヴァロ・パスキュアル-レオーネは、実体験と想像のちがいを調べるために次のような実験を行なった。

 ピアノをいちども弾いたことがない被験者に簡単な一節のメロディを教えてから、彼らをふたつのグループに分ける。

 第一のグループはつづく5日間、毎日2時間、キーボードでそのメロディを練習した。それに対して第二のグループは、同じ時間をキーボードの前に座り、キーには触れずにただメロディを弾いていると想像するよう指示された。

 そのうえで実験中の参加者たちの脳活動を調べると、驚くべきことに、両グループの脳はまったく同じ変化を示していた。身体的な体験をともなわなくても、ただ考えただけで脳は変化するのだ。」(橘玲氏のブログ記事より)

 

 

軟体動物であるウミウシが学習効果に依ってあっという間に「本能を失う」様が描かれているがその「介入」回数はたった40回に過ぎない、しかし、人間はウミウシと比べて「複雑」なので深いトラウマに邪魔されるている場合には「幸福になる」為の「決意」は

 

 

「最大 」ウミウシの40回の100倍=4000回行う必要があると思っている、そこを「甘く」見積もると「不幸」へのリバウンドが生じ、「不幸体質」が固定化して「幸福への決意」による「幸福への道」が遠のいて行ってしまうのである、「自己啓発本」でポジ

 

 

ティブ思考で「幸福を求めて」いながら逆に「不幸に絡めとられしまう」のは、この「見積もり」の「甘さ」が原因なのである、それは「ダイエット法」と似ている