茂木健一郎さんが最近『源氏物語』に興味を持っていると言う

茂木健一郎さんが「ペルパタオー我歩く故に我あり」の中で『源氏物語』のことを考える事が最近多くなったと言及している、僕も最近『源氏物語』・紫式部を考察する機会がまるでユングシンクロニシティの様に襲ってきている

 

 

 

>第129回 [2021年5月某日 イデオロギーと硬直]

更新日:2021/06/23

 このところ、『源氏物語』のことを考える機会が増えた。
 というのも、最近の世の中を見ていて、「男」、「女」といったジェンダーのことでいろいろ気になることがあって、それに関連して想いをめぐらすことが多くなったからである。
 私は生物学的には「男」だが、人間としての生き方を考える上で、「女」であるとか、あるいは他のジェンダーのあり方とかを根底から考える必要があると強く感じるようになってきている。
 もし、自分が女だったらと考える。どのようにして生きていたろうか。与えられた社会の環境の中で、どんな風に自分の人生の時を刻んでいったことだろう。 by茂木健一郎

 

 

源氏物語』はただの世界文学レベルの「長編恋愛小説」ではない、「新古今和歌集」と共に「日本」そのものを造った「文学を超えた文学」と思っている、それでなければ千年にわたってその物語がさざれ石のように増殖する事はないだろう、同じ事はプルー

 

ストの「失われた時を求めて」にも言えるが高々100年に過ぎない、...